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今日の一言

今日の一言。

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捕獲作戦大成功!

2024-03-20
 昨日の朝、野良ちゃんが「ちゅーる下さいニャン。」と姿を現したので、捕獲ケージをセットして待つこと数分。あれっ、ちゅーるを食べて出てきました・・・。失敗です。ケージを確認すると戸がパタンと降りないように押さえている棒がまだ2mmほど長かったようです。野良ちゃんは「おかわり下さいニャン。」と数メートル先で待っています。あらっ、まだ欲しいのね、待っててね、と再挑戦。ケージの奥にぶら下げている器の中に再びちゅーるを入れ、今度は戸の縁すれすれに棒をセット。警戒されないように姿を隠して、と後ろを向いて歩きだしたら後ろでガタッと音がしました。野良ちゃんがケージの中でシャーシャー言って怒っています。そりゃそうだ。ゴメンゴメンと言いつつケージを持ち上げようとしたら、中からバシッと手が出てあやうく引っ掻かれそうになりました。さすが野良ちゃんです。2人がかりでそーっと運びました。無事、避妊手術終了し、ワクチンも打って夕方放したら、一目散に走って行きました。一件落着。

野良猫捕獲作戦!。

2024-03-11
 家の周りに野良ちゃんが来ます。お隣さん家は内外自由に猫ちゃんを飼っているので道で寝そべって日向ぼっこをしている風景はいつものことですが、見慣れないコが来るようになりました。どうもメスのようです。隣の分譲地からオス猫(外猫として飼われています)も縄張りの巡回に来るので、野良仔猫が増える前に避妊手術をした方がよさそうです。まず、捕獲用ケージを用意。次にそのケージが半分以上隠れるダンボール箱を用意。捕獲ケージの戸がパタンと降りないようにセットして、ケージの中の餌入れに美味しいフードやちゅーるを入れます。ケージをダンボール箱で半分以上隠し、周りが見えないように、安心できるようにします。そして美味しい美味しいと警戒なく食べるようになるまで朝晩餌を入れ続けます。手術する日が決まったら、餌を食べると戸がパタンと降りるようにセットして捕獲します。警戒しないで食べるようになるまで大抵一週間から10日ほどかかります。まだ4日目なので、もう少しです。

老犬の介護は筋トレ?!。

2024-02-23
 ウチのライラは17才4か月の避妊メス。体重18kg。甲状腺機能低下症や胆泥症などがあり、薬やサプリメントなど7種類飲んでいます。昨秋あたりから立ち上がるのに時間がかかり、側対歩で歩くのもやっとやっとという状態でした。お散歩は、ハーネスと後躯を持ち上げる介護グッズを装着して行きます。すぐにヘナヘナと座り込むので、ちょっと休ませたら「ホレ、立とうね。」と後躯を持ち上げます。力がいります。普段使わない筋肉に力が入るようで次第に右上腕の外側が痛くなりました。右腕を頭より上に上げようとすると「ピキッ」と痛みが走ります。世話をする人も年だから老々介護です・・・。
 1ヶ月に1回注射すれば慢性関節炎の痛みが軽減するという動物薬が昨年発売されました。ライラも年だからきっとあちこち痛いに違いない、と注射しました。半信半疑でしたが、3日目にスクッと立ち上がったのです!トコトコ歩く距離も長くなり、クンクン臭いを嗅いだり、とお散歩らしくなりました。でも3週間が過ぎる頃には元に戻り、ヘナヘナしだします。人は筋トレ状態に。慌てて注射すると3日でトコトコ。食欲はあるので、注射しながらもう少し頑張れそうなライラです。

オス猫の膀胱結石摘出!

2024-01-25
 ウチの去勢オスのジジです。昨年、膀胱内に結石があることが判明し、療法食で小さくなることを期待していました。しかし先週エコー検査をしたところ、大きさは変わらず、手術となりました。麻酔して膀胱を触診、硬い石があるのが分かります。まず尿道カテーテルをペニスの先から入れておきます。開腹し膀胱を引き上げて反転させ、膀胱の背側の血管が少ない所をメスで切開すると、縦2cm、横1、5cm、厚さ5mmの楕円形の石が出てきました!表面はなめらかです。ここまで大きくなるのに何年かかったのでしょう。尿検査をして「膀胱炎だね」と済ませてきたことを反省です。切開した部分を吸収糸で縫合し、温めた生理食塩液を尿道カテーテルから入れて縫い目から漏れてこないことを確認し、閉腹しました。尿道カテーテルは3日ほど入れておきます。麻酔から醒めたジジはゲンナリした顔でした。ゴメンネ!でもフードは食べていました。教訓:膀胱炎を繰り返す場合はオス猫でも一度はエコー検査をすること。

猫のイボ取り。

2024-01-12
 昨年11月に獣医師会の勉強会で炭酸ガスレーザーの実習がありました。豚肉や鶏肉を使って切開や蒸散(熱を加えて水分の多い組織を蒸発させること)を体験しました(焦がしすぎると美味しい匂いになりました)。装置の使い方も難しくないので、手順を覚えられそう。担当者の説明によると手術時にも使えるし、人では皮膚のイボ取りに活躍しているとのこと。イ、イボ取り!? 
  昔に比べて飼育環境が良くなったおかげで高齢のワンちゃんが増えました。すると、皮膚の老化にともない体表にイボができるコがでてきています。高齢になると麻酔リスクを考えなくてはなりません。2mmほどの小さなイボの場合、麻酔をかけてまで取らなくてもいいかなあ、ということで「ブラッシングの時に引っかけないように気をつけてくださいね。」とお話して終わりでした。しかし、麻酔なしで取れるなら・・・。導入しました。12月下旬に納品でした。
 はじめての症例はウチのレグルス(猫避妊雌、三毛、15才)でした。まさかの猫!左体側に3コもイボがありました。おまけに左の上瞼に2個(水腫)、下瞼に1個(血種)ありました。それぞれ2~3mmの大きさでした。瞼はさすがに無麻酔では無理そうだし血液検査に問題がなかったので、全身麻酔にしました。1個につき5~6回ジッジッと照射し焦げたところは綿棒で取りつつやりました。きれいにイボが無くなりました。血も出ません。嬉しくなりました。
 無麻酔で行う場合は皮膚の表面麻酔剤を塗った方がいいそうです。イボ自体に照射しても痛みはないけれど、皮膚に近くなるとちょっとピッとした感じがするので嫌がるとのこと。早速、購入手配しました。今年はイボとり頑張ります!
やまびこ動物病院

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