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今日の一言

今日の一言。

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やっぱり怖い狂犬病感染症。

2020-06-20
 先月から入院して治療を続けていた狂犬病ウイルス感染症の方が亡くなりました。昨年9月に現地(フィリピン)で犬に咬まれた時に感染し、5月に入国後、発症したとのことです。発症したら100%死にます(今まで生還したのはアメリカの10代の女性1人だけです。)。咬まれたときにウイルスは神経の中に入ります。数週間から数か月という長い時間をかけて脳に到達し発症します。毎年世界で5万人が死んでいます。外国で犬や猫に咬まれたらすぐに病院へ行き、暴露(ばくろ)後ワクチン接種(注)を受けましょう。1週間ごとに5回~6回ワクチンを接種します。そうすることでウイルスが脳に到達する前に体の中に抗体を作ってウイルスをやっつけます。かすり傷だから、血が出てないから、子犬だしと、のんびりしていてはいけません。今後、海外旅行の予定がある場合は、事前にワクチン接種を受けておくと安心です。1か月開けて2回接種します。
 この1か月、地域での狂犬病集合注射が中止になり、動物病院で接種することになったので、例年の1年分のワクチンを使い果たしました。追加で100頭分もらって、接種に追われる日々です。
(注)暴露とはウィルスが体内に入ること。

食べ過ぎミリー。

2020-05-24
 約半年ぶりに猫のミリーが帰省してきました。驚くほど丸々と肥育されています。ダイエット作戦だったハズ。早速、血液検査。高脂血症をはじめ、腎臓・肝臓の各数値がいくつか高値でした。いったい、何をどう食べさせているのやら。飼育者の娘たちに聞くと、ドライフードを1日に40g(これは、いいです。)、おやつにアレとコレと・・・(これが、ダメです。)でした。正月の血液検査で基準値ギリギリで、あれだけおやつを止めるよう言ったのに!
 ウチから引っ越していった時は体重4.5kg。今回6.05kg。体格がやや大きめなので、避妊雌としてはちょっと重めですが適正体重は4.5kgです。次回、今以上に体重を増やして来たら即、里帰りさせることにしました!

コロナ太り。

2020-05-21
 人ではなく犬です。このところ狂犬病ワクチン接種に来るワンたちの多くは昨年より太っているコが多いです。フードの量が多いかな?と飼い主さんに聞くと「いえ、お散歩が減って・・・。」とのこと。なるほど、お散歩も自粛だったのですね。中には「はい、私も家にいることが多くなり、つい食べることが増えて、一緒にこのコも・・・。」という方も。これから季節がよくなってきたら、お散歩頑張りましょう。もちろん、体形を維持してくるコ、減量大成功!のコもいます。要は、口から入る食べ物のカロリーと運動で使うカロリーを考えればいい訳ですが、なかなかムズカシイ。

気温の変動に注意!。

2020-05-19
 今日は雨でした。寒かったです。ウチでは小さいストーブを着けました。痩せているコや元々皮下脂肪の少ないコ、老齢のコ達は寒がりです。寒さが心臓や呼吸器、お腹を直撃します。鼻水・クシャミや震え、下痢などいろいろな症状がでますので、気を付けて見てやりましょう。
 暖房は部屋全体が温まるような器具にしましょう。ホットカーペットで低温やけどになりかけたコがいます。湯たんぽはしっかり布でくるみましょう。

熱中症に注意!。

2020-05-11
 今日は暑かったです。いきなり30度でした。室内飼育の場合は風通しを確保しましょう。マンション等で密閉されている場合はエアコンで除湿・冷房も必要になります。この時期ならば25度に設定しましょう。(毎日暑い日が続いてくれば28度設定でも耐えられます。)外飼いでも安心できません。ワンの場合は、西日が当たるところでグッスリ寝てしまうと熱中症になることがあります。また、車の中に「短い時間だから大丈夫だよね。」と閉じ込めることは絶対ダメです。ほんの5分でも室内温度は40度を超えます。ニャンは、もともとご先祖様が沙漠出身なので(リビアヤマネコ)、かなり暑さに耐えますが、蒸し暑いのは苦手です。
 人や馬と違い、汗をかいて体内の熱を逃がすことができないワン・ニャンなのです。
やまびこ動物病院

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