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今日の一言

今日の一言。

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子猫の結膜炎は早めの治療を!。

2023-04-06
 そろそろ猫の出産シーズンです。当地では、まだ外猫(野良猫含む)が多いので、結膜炎・鼻炎で顔中グシュグシュのチビ猫が診察に来ることがあります。抗生剤の投与や目薬を使って治療しますが、来院時にすでに目の角膜と腫れた結膜が癒着している場合もあります。一度癒着すると治すのは大変です。麻酔をかけて剥がしても、またすぐにくっついてしまいます。剥がした後、再癒着を防ぐために動物用のコンタクトレンズやシリコンなどを入れて、それらの脱落防止のため一時的に(2週間ほど)瞼を縫い合わせる必要があります。視力の回復は重症度によります。結膜が癒着する前に治療を始めるのが大切です。

ウサギたちの健診結果。

2023-04-05
 2匹を順番に体重測定、爪切り、口腔内チェック、血液検査をしました。グレーのコ(ナッツ)は、右の喉の外側に大きな皮下腫瘤があります。触診で右の頬の方まで固着していました。これが邪魔をしてどうも盲腸便を食べられないようです。(毎日柔らかい盲腸便が落ちています。)口の中を見ると、上下の切歯が斜めになっています!下の切歯は1本しかなく、上の切歯と擦りあうせいか斜めにナイフのような形になっています。上の左の切歯はくるっと奥に向かって巻き込んでいるし、右の切歯も若干巻き込んでいます。体重が少し減っていたので、思うように食べられないのでは、と思い、ニッパで下の切歯の尖った先端を切りました。上は巻き込んだ部分を2本とも切りました。これで食べやすくなったハズ。次に血液検査ですが、少し貧血気味ですがその他は異常なしでした。大きな皮下腫瘤は全部取れなくても減容できればヨシとして、来週手術することにしました。白キジトラ柄のコ(クローバー)は、体重に変化なく、歯も大丈夫でしたが爪切り時に、乳腺腫瘍を発見!血液検査は異常なしなので、このコも来週、避妊手術と乳腺腫瘍摘出手術をすることにしました。ウサギも年を取ると色々ありますね。

蜂が出てきました。

2023-04-03
 朝晩は冷えますが、お日様が出てくると一気に気温が上がります。先々週あたりから昼間の暖かさで吸血昆虫が活動開始していました。小さいブユでした。馬たちが刺されていました。大きなアブはまだだねー、と言っていたら今朝、大きな蜂が飛んでいました。マルハナバチのようでした。そうです、桜、レンギョウ、パンジー等お花たちは満開です。タンポポも咲き始めました。蜂さんたちも大忙しなんですね。この時期、お散歩から帰ってきたら足の肉球が腫れています、というワンが来ます。どうも、地面の草陰にいる小さな蜂に刺されるようです。
 コハナバチやアナバチの仲間だと思いますが、攻撃性は強くないのでワンがうっかり踏んづけて刺されるのだと思われます。毒性は強くなく、痛くて腫れるけど2~3日で治まります。幼虫のためにコハナバチは花粉をアナバチは昆虫やクモを捕まえて地面に穴を掘るそうなので、タイミングが悪いと踏まれるのでしょう。蜂さんワンさん双方辛いところです。

お花見ドライブで気を付けたいこと。

2023-03-31
 今週末はお花見日和です。ワンを連れてドライブする方もいるかと思います。暑からず寒からずで窓を開けて「風が気持ちいいねー。」となりますが、ちょっと気を付けましょう。匂いを嗅ごうと窓から鼻先を出してクンクン、まではいいのですが、顔を出して、となると要注意。目の表面の角膜が風の圧力や小さなゴミで傷つくことがあります。以前にも書きましたが、家に帰ってきたあと目をシバシバしたり前足で擦(こす)ろうとしていたら、角膜に傷がついているのかもしれません。そっとぬるま湯で洗いましょう。次の日黄色い目ヤニが出ていたら診察が必要です。できれば窓を開けずにドライブを!

2匹のウサギさんが仲間入り。

2023-03-30
 先週、今年度で廃校になった近くの小学校から2匹のウサギさんを引き取りました。今までは屋外の飼育小屋で過ごしていましたが、今は入院室の一角にいます。始めの3日間は警戒していましたが、今はかなり慣れてきました。ドライフード、干し草、野菜をもりもり食べています。驚いたことに、ダメもとでトイレを入れておいたら、ちゃんと排尿してくれました!排便は無理そうです・・・。
 もうすぐ7才なので2匹ともかなりのおばあちゃんです。もう少し慣れてきたら健康診断をする予定です。
やまびこ動物病院

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