今日の一言。
急性胃腸炎。
今まで何度か書きましたが、クリスマスイブからお正月明けまでは、普段と違う雰囲気、お客さん、お料理が続きます。いつもはドライフードだけの食餌のコに、年に一度だし・たまには・少しだけなら・今日だけね・・・と人の食べ物を与える機会が頻繁になります。いつものフードでバランスをとっている腸内細菌たちは、違うものが腸の中に流れてくると対応できずにバランスを崩します。いつもは小さくなっている悪玉菌が喜んで「わーい」と増殖します。
嘔吐・下痢といういわゆる急性胃腸炎になります。とりあえず飼い主さんにできることは、脱水予防です。吐いて、下痢をしていても食欲があるコの場合、好きなだけ水を飲ませると、敏感になっている胃の中に水がたまって、反射で吐いてしまうことがあります。まずは小匙1杯から始めます。胃に入る頃には吸収されてしまうくらいの量です。20分しても吐かなければ、また小匙1杯。次は欲しがれば大匙1杯、というように少しずつ飲ませます。
嫌がらなければ、ポカリやアクエリアスのようなスポーツ飲料を2~3倍に薄めて与えるとより効果的です。
食欲のない時は、まず小匙1杯のぬるま湯を飲ませます。20分以内に吐くような時は診察が必要です。皮下注射で水分を補給します。

機械を購入しました。

ウサギの食糞。
先週犬の食糞対策について書きました。ウサギの場合は、食糞は生きるために必要なこと、です。ウサギの糞は2種類あり、よく見るのは、丸くてコロコロした糞で、これは本当の意味での糞です。もう一つは「盲腸便(もうちょうべん)」と言います。植物から栄養を吸収するのは大変で、盲腸の中の微生物に手伝ってもらっているのですが、腸の動きによって、まだ様々な栄養が入った柔らかい盲腸便が肛門から出てきます。柔らかくて、コロコロが少し小さい楕円形で、表面がテカテカしています。ウサギは早朝に肛門に口を付けて、出てくるはしから食べます。
いろいろな事情で盲腸便を食べられない期間が長くなると(エリザベスカラーを付ける等)、生命の維持に必要な栄養がとれず、次第に元気消失・体調不良になってしまいます。
盲腸便が10個くらい固まってケージ内に残されている場合は、食べることが出来なかったということになり、何らかの病気の可能性があります。

夢を見る?。
犬は寝ている時に夢を見るようです。ウチの先代の犬は7才を過ぎたころから寝ている時に、前あしがピコピコ動いて、ヒュンヒュンないたり、舌を少し出して、お乳を吸う仕草をしたりと、明らかに夢を見ている様子でした。可愛かったです。
今12才のライラはどうも、そういうことはなく、熟睡しています。2才のマグノリアも爆睡です。
昨日はトレーナーが朝から出かけていて、夜遅くの帰宅で、更新できませんでした・・・。

寒い一日でした。想い出話。
人は、ホッカイロやヒートッテック、サーモブレスなどの寒さ対策ができますが、自分の身一つで乗りらなければならない生き物たちは、大変です。
人のお世話になっているワン・ニャンは恵まれていますが、野生のものたちは苦難の季節です。数年前に、10cmくらいの積雪があった朝、犬の散歩に元気に家を出た数メートルのところで、何かをムニュッと踏んだ気がして・・・。
オット、と戻って見てみたら、シジュウカラが雪の中に埋もれていました。すぐに家へ戻り、保温ケージに小鳥用の用意をして、救出したシジュウカラを入れました。
犬の散歩から帰ってきて、様子を見たら、動けずにそのままうづくまっていました。これは・・・と思い、ブドー糖液を飲ませました。嫌がらずに飲んだので、1時間おきにちょっと飲ませました。昼前には元気になり、パタパタ羽ばたきを始めたので、午後に放しました。元気に飛び立って行きました。
寒さと飢えで動けなくなっていたのでしょう。自然は厳しいです。
