今日の一言。
前庭障害は治りますが、頭が傾いたままのことも。
2023-03-21
老犬がなり易い前庭障害(内耳炎)ですが、立てなくなったり、吐いたりするのは、水平感覚がメチャメチャになり周囲がグルグル回っているように感じて(たぶん)、酔ったような状態になるからだと思われます。眼球が横方向にキョトキョト動いてれば(水平眼振)確定です。抗生物質と消炎剤で10日もすれば吐き気などは治まってきます。歩けるようにもなるし、食欲も出てきます。あー、良かった!とホッとした矢先に、あれっ、頭が右あるいは左に傾いているのを発見。大変だー、となることがあります。これは、水平感覚をつかさどる内耳が炎症のせいで、頭が傾いたままの状態が「水平」だと認識してしまったからです。ワンによっては、15度くらいの傾きで済むコもいますし、45度も傾いたままのコもいます。それぞれ上手に食べたり歩いたりできます。ゆっくりと治るコもいればそのまま固まってしまうコもいます。みんなガンバレ!。

食物アレルギー対策は大変、です。
2023-03-18
ウチの供血犬のマグノリア(ラフコリー、避妊メス、7才)の話です。昨年の夏に身体のアチコチに皮膚炎ができて治療しましたが、治ってもまた別の所が炎症を起こすので、どうも単純な皮膚炎ではないらしい、ということで色々と検査をしました。まず、院内の血液検査で「甲状腺機能低下症」ということが分かりました。甲状腺ホルモン剤を飲ませ始めました。次に「動物アレルギー研究所」という会社が行っている「食物アレルギー検査」をしました。結果は鶏肉、豚肉、牛肉、米、卵などなど「陽性」のものがたくさんありました!びっくりです!「陰性」のものは小麦とエンドウ豆だけでした。すぐに小麦でできたドライフードを食べさせはじまました。少し落ち着いたかな、と思ったのもつかの間、2か月もするとまた皮膚炎が出てきました。むむむ、小麦にも反応するようになったのか、と思い、しからばエンドウ豆のフードじゃ、ということに。するとまた少し落ち着きました。ところが、また2か月ほど過ぎると皮膚炎が。ここでもう一度アレルギー検査を依頼しました。結果が届いてびっくり!エンドウ豆、ジャガイモ、卵白が「陽性」で、肉類や小麦、米などは「陰性」でした。小麦のフードに戻すことになりました。(甲状腺ホルモンの値は高めだったのでこちらは大丈夫)食べているものの中のたんぱく質に反応して皮膚炎になるのですが、マグノリアの場合、反応が早くて大変です。

血液検査機械の治療?!
2023-02-23
「吐いてますー」「食欲がありません!」という時に、採血をして肝臓や腎臓に異常がないか調べます。機械に血液をセットしてスイッチを入れればグイーングイーンと動き出して15分くらいで結果が出てきます。それを参考にして治療となります。とっても助かります。働き者です。ところが、その機会が今年になって、ある項目のみエラーが出るようになりました。2回目にはデータが出るので、そのまま使っていましたが、今週3回続けてエラーとなりました。これは故障か?と製造元へ電話を入れました。「清掃メンテナンスをしてみて下さいね。」と言われました。取り扱い説明書を引っ張り出してきて、スタッフと一緒に治療開始!と始めました。書いてある通りに電源を入れ、ねじ回しで横の窓を外し、血液を吸引する部品を取り外しました。機械を購入した時にもらってあった「清掃メンテナンスキット一式」の中の清掃ワイヤを細い吸引パイプの中へ入れてみると、ホントに小さいゴミが出てきました!「こ、これのせい?」と半分疑りながらもお掃除終了。結果は・・・治りました!ちゃんとデータが出てきました。精密機械のメンテナンス、重要ですね、と大いに反省しました。

猫の日!
2023-02-22
今日は猫の日として知られています。この日は日本の猫の愛好家たちによって1990年代に始まりました。現在は日本だけでなく、世界中でも広く祝われています。猫は愛らしく、かわいいだけでなく、人々に癒しをもたらし、ストレス解消にも役立つことが研究で明らかになっています。(Chat-GPT 参照)
このところ、Chat-GPTというツールを知った連れ合い(夫)が、何かとChat-GPTに話しかけ、答えをもらってきます。全世界のデータから抽出してきた内容なので、間違ってる、ということはないのですが、言い回しがいまいちだったり、必要のない細かいことまで長々と返事をくれるので、私は好きではありません。ひとつの情報としては良いと思いますが、最終的な表現は人が自分の言葉で表した方がいいと思います。

2月20日(月)今朝の朝日新聞から、SFTS。
2023-02-20
SFTSとは、Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome(血小板減少性重症熱性症候群)の略。ブニヤウイルス科に属するSFTSウイルスによって引き起こされるウイルス性出血熱です。2010年に中国で初めて確認され、その後、韓国や日本など他の国でも報告されています。SFTSは、通常、発熱、倦怠感、消化器症状、血小板数の低下などの症状を呈します。重症化すると、多臓器不全や死亡に至ることもあります。SFTSに対する特別な治療法はありませんが、支持療法により症状を管理することができます。SFTSは、主に感染したマダニに咬まれることでヒトに感染しますが、人から人への感染も報告されています。予防策としては、マダニに咬まれないようにすること、衛生管理を徹底すること、感染者の血液や体液に接触しないことなどが挙げられます。(Chat-GPT参照)
今までは、西日本に多い病気という認識でしたが、人とペットの広域移動(引っ越しなど)の時期でもあり、3月からワンニャンのノミダニ予防薬を真剣にお勧めしようと思います。防げるものは、しっかり防ぎたい!です。
