今日の一言。
毛玉。
2018-11-23
夏毛から冬毛に順調に生え変わると、長毛種はフサフサになり、短毛種はみっしりとなります。防寒対策万全です。犬も猫も若い時には問題になりませんが、老齢になったら要注意。へ?と思うような毛玉が出現してきます。
意外なのは、背中にできる毛玉。短毛種でもできます。毛の生え変わりのサイクルが老齢によるズレによって、自然にからまってしまいます。日頃からブラッシングを習慣づけておくと、予防・早期発見になります。
手っ取り早く、ハサミで毛玉をとろうと思った方、止めましょう!毛玉を引っ張って、チョキンとやると、たいてい皮膚も切って・・・・駆け込む羽目になります。
犬猫の皮膚はよく伸びるので、キケン!バリカンで皮膚と毛玉の間を少しずつ進んでいくしかありません。取ろうとすると嫌がるからそのままで、としていると皮膚炎をおこします。予防はやっぱり、手間はかかりますが、手をかけてブラッシングです。

今日は何の日:ペットたちに感謝する日。
2018-11-22
広く知られているのは「いい夫婦の日」ですが、毎日何かの記念日、というので調べてみたら、ありました「ペットたちに感謝する日」。ホー、知りませんでした。ペット関連の会社が制定したそうです。ワンワン、ニャーニャーです。
あまりいいニュースの無い人の世ですが、どんな時もウルウルした眼で見つめてくれるペットたちに、どれほど気持ちが癒されているか、今日くらいは素直に認めて、遊んでやりましょう!。

虹彩萎縮。
2018-11-21
老齢の犬によく見られる症状です。眼の瞳孔の大きさを変えている膜が虹彩です。眼球の奥に光を感じる網膜があります。網膜に入る光の量を、瞳孔の大きさを変えることで調節しています。年を取ると、この虹彩の動きが衰えて、緩んだままになり、縮んで瞳孔を小さくすることができなくなります。瞳孔は大きいままになり、昼間は光がたくさん網膜に入るので、瞼を閉じ気味にして、まぶしいよー、と眼を細めるようになります。
残念ながら治療法はありません。基本的に犬は視覚の世界より、嗅覚の世界で生きているので不便はありません。食欲・元気さに変化がなければこれでいいのですが、何か他にも異常があるようなら、病気の可能性もありますので診察を受けましょう。
猫の場合も同様です。老齢でというのもありますが、どちらかというと病気の一症状のことが多いので、光への反応が鈍いと思ったらやはり診察を受けましょう。

床ずれ予防。
2018-11-20
猫は身体が柔らかく、体重も少ないので、年を取って痩せても床ずれを起こすことは稀です。いつも寝ているところにふかふかのマットを敷いてやれば大丈夫。
犬の場合、小型犬はケアをしやすく、体位をかえてやりやすいので、床ずれになることはあまりありません。中・大型犬は要注意。寝たきりになって、そのままにしておくと、3日で床ずれができます。骨ばっているところ、特に多いのは、骨盤、大腿骨のところです。体重で圧迫された皮膚が壊死、骨が見えてしまいます。それでも適切なケアをすれば、きれいに治ります。
予防、治療の時に、高額なマットを購入しなくても身近な物で上手にケアできます。荷物の梱包に使うプチプチのシートです。広さは犬の大きさより大きめにします。高さを最低10cmになるまで積みます。大体20~30枚。ホームセンターでロールで購入しても2~3千円くらいです。一番上にペットシーツ、バスタオルを敷いてケアします。汚れてしまったら、一番上の1枚を捨てて、一番下に1枚新しいプチプチを敷きます。体重がうまい具合に分散されて、床ずれの予防、治癒の促進になります。

咬み合わせ。
2018-11-19
犬は、品種改良により姿かたちが様々です。その中で、歯のかみ合わせに注目すると、3つに分けられます。上あごの切歯のすぐ後ろに下あごの切歯があたるシザーズバイトと上あごの切歯が下あごの切歯より前に出ているオーバーバイト、反対に下あごの切歯が上あごの切歯より前に出ているアンダーバイトです。
大方の犬はシザーズバイトですが、牛と戦うブルドッグなどはアンダーバイトがスタンダード(品種標準)です。短頭種は骨格の構造上アンダーバイトが多いです。
オーバーバイトは口吻の長いダックスフントによく見られます。
いずれの咬み合わせでも、お口のケアは同じです。歯磨きをしましょう。
