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今日の一言

今日の一言。

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歯について、続き。

2018-09-27
 人や犬・猫の歯は子供の時に一度抜け替わることはよく知られています。犬も猫も切歯は生後約4か月で、犬歯は生後約6か月で生え変わります。臼歯も順に生え変わり、1歳齢には全て永久歯になっています。その後は生え変わることがないので、抜けたら終わりです。残念。
 ウチには馬がいるので草食動物の歯も見てみましょう。やはり子供の頃に一度生え変わります。ウチの馬の場合は4歳齢で切歯が順に生え変わりました。6歳齢の今、最後の犬歯が生えて来ています。草食動物は固い植物を臼歯ですり潰して食べているので、歯もすり減っていきます。すり減った分を補わないと、歯が無くなってしまいます。最後まで草を食べられるように草食動物の臼歯は一生伸び続けているのです。
 ウサギやリスは切歯も一生伸び続けるので、柔らかい物ばかりを与えていると切歯が口の内側にクルッと曲がって伸びてしまうことがあります。歯のためにも硬い食べ物を与えましょう。

歯について。

2018-09-26
 食欲の秋です。美味しいものが沢山あります。食べるのに必要な歯についてです。人の歯は32本。噛み切るのは切歯(前歯)。臼歯(奥歯)は、モグモグ良く噛むことで食べ物を細かくしています。特に消化に手間取る植物(米、野菜など)は唾液の中の消化酵素とよく混ぜることが大切です。そのために人の臼歯は表面が平らになっています。
 犬や猫の歯はちょっと違います。噛み切るための切歯は同じです。犬歯は獲物にとどめを刺すためにかみ合わせが深くなっています。臼歯は裂肉歯(れつにくし)といって、倒した獲物から口に入る大きさに肉を切り取るナイフの役割をしています。口に入る大きさであれば、飲み込めます。肉は植物に比べて消化しやすいので、すり潰さなくてもOK。
 年を取って歯が無くなっても、口に入る大きさのドライフードはそのまま飲み込んでも胃腸の働きが良ければ問題ありません。ちなみに犬の歯は42本、猫は30本です。

今日は雨です。

2018-09-25
 今日は雨です。散歩をすると足が濡れます。ウチ(当院)のような山の中では泥んこになります。家へ入れる前に、肢をお湯で洗ったり、肢だけシャンプーしたりしたくなりますが、止めましょう。皮膚をガードしている皮脂を落としてしまいます。水で泥を落とすだけなら大丈夫。基本は乾いた木綿のタオルで拭くだけです。土や砂は乾けば自然に落ちます(家の中に)。スリッパの下でジャリッとしても我慢、我慢。趾間皮膚炎にするよりは・・・。
やまびこ動物病院

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