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今日の一言

今日の一言。

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高齢になってからの生殖器疾患。

2021-12-01
 ご長寿のワンたちが増えました。適切なフード、適度な運動など飼い主さんが愛情をそそいで育てていることが分かります。優しい飼い主さんの中には、子犬の時期に「手術するのは、可愛そう。」「自然のままに。」という方がいます。そうして去勢・避妊をせずに高齢になり、生殖器の疾患で受診となるコがでてきます。オスの場合は、精巣腫瘍、前立腺腫瘍、前立腺膿瘍、肛門周囲腺腫が主なものです。メスの場合は卵巣・子宮の腫瘍、子宮蓄膿症です。
 基本的には手術となります。13才以上でも血液検査などで大きな問題がなく、元気食欲ありならば、飼い主さんと相談し、手術することが多いです。しかし、高齢になると、心臓疾患、肝臓疾患などを抱えているコも多いので、すぐに手術にふみきれない場合もありますし、手術断念のこともあります。
 先日は、高齢中型犬のオスでしたが、片方の精巣がソフトボールくらいになり、皮膚が破れて出血、血液検査で問題なく、手術をし無事退院しました。そうかと思えば、子宮蓄膿症の高齢中型のメスで心臓疾患と腎不全を抱えたコは、とても手術に踏みきれず、補液をしながら経過をみている状態です。
 子犬のうちに去勢・避妊を済ませましょう!。

早く見つけたい口蓋裂。

2021-11-28
 生まれながらに口の中の上あごに穴のあいているワンニャンがいます。穴の大きさによって、症状はさまざまです。小さい穴なら何とか哺乳ができ、よくクシャミをするなあ、くらいで済みます。中くらいだと、哺乳時に時々ミルクが鼻から出て来て、何か変だぞーと気づきます。大きな穴だと哺乳のたびに鼻からミルクが出て、むせたり誤嚥性肺炎を起こしたりして、なかなか育ちません。できるだけ早く手術で穴を塞いでやる必要があります。
 成長度合いを見て実施しますが、ニャンの場合、舌の表面がザラザラしているので、縫合糸を切ってしまうことがあり、2~3回手術をすることがあります。穴が塞がると、とっても元気になり、すくすく育ちます。
 頻繁にクシュンクシュンしているコは口腔内のチェックも忘れずに!。

猫のミリーが栃木に帰ってきました。

2021-11-14
 先週3日に飼い主の娘たちと一緒に引っ越してきました。新居はウチから徒歩2分の所です。馬場の北側の別荘を家具も含めて格安で譲っていただいて、新生活が始まりました。娘たちはウチの手伝いのため家を空ける時間が長く、ミリーは1匹で留守番となります。それでは可哀そうということで、ニャンチーハウスから避妊メスの三毛猫レグルス(13才)を新居に連れて行き、今は2匹で過ごしています。レグルスはすぐに馴染んで、快適な老後を送っています。毎日丁寧にブラッシングをしてもらっているようで、撫でたら毛がフカフカしていました。多頭飼いのストレスが無くなり、家の中を自由に歩き回れることで、ノビノビ暮らしています。レグルスの体形はバッチリなので、もう少し落ち着いたら、ミリーの減量作戦実行です!

伝書バト(レースバト)の話。

2021-10-14
 先週、今週と伝書バトが持ち込まれました。1羽目は猫に襲われて、ぐったり。アチコチに傷がありました。すぐに足環を確認。片方の肢に鳩協会の足環、もう片方に飼い主さんのケータイ番号の足環。抗生物質の注射をして、保温ケージに預かりました。飼い主さんへ電話をすると、つながりました。群馬県の方でした。前日に福島県から放鳥したそうです。郵便で送ることになりました(鳩は、空気穴を開けた箱に入れて生きたまま郵便で送ることができます)。診療の合間に電話でやりとりをして、翌日に送ることにしていましたが、残念ながら夕方に死んでしまいました。
 もう1羽は、道路にうずくまっているところを通りがかりの方が保護して連れてきました。車にぶつかったのか、嘴が割れています。頭も脳震盪を起こしたのか、フラフラ動いています。片方の翼が折れているようです。足環を確認。抗生物質を注射して、飼い主さんへ電話しました。鳩の状態を伝えると、もうレースに使えないなあ、処分かなあ、と言うので、その旨保護した方へお話したら、飼います!ということで話がまとまりました。よかった・・・。
 ハヤブサに追われることが多いらしく無事に家までたどり着くのは、なかなか大変なことのようです。

歯肉炎は痛いニャン!

2021-09-27
 犬も猫も歯石が付いて歯肉炎になることがありますが、特に猫は生まれつきの体質で、早いと生後6か月くらいから歯肉炎になるコがいます。
 若いうちは、痛いのを我慢して何とか食べていますが、5才を過ぎてくると、歯肉の炎症がひどくなってきて、食べたいけれども食べられない、という状況になります。口の周りに血混じりのよだれが付き、ちょっと食べては、ンニャー!と大騒ぎ、日に日に痩せてきます。それを見ている飼い主さんも切ない・・・。
 抗生物質や消炎剤でだましだまし行ける場合もありますが、根本的には原因を取り除かなくてはなりません。原因になっているのは「歯」です。犬のように歯石が大量に付着して歯周炎を起こしているわけではなく、「歯」に接している歯肉がなぜか、炎症を起こすのです。(猫エイズにかかって発症すると免疫不全となり、歯肉炎を起こすことは知られていますが、それとは全く違います。)抜歯するしか手はありません。
 大抵は、上下左右の臼歯をすべて抜歯。臼歯は二根歯や三根歯が多いので、ドリルバーを使ってこつこつと根を分割して抜いていきます。時間がかかります。抜いた後は、歯肉を寄せて吸収糸で縫合。
 早いコは術後3日くらいでそこそこ食べ始めます。歯が埋まっていた歯槽骨のダメージがおさまる1~2か月後にはハグハグ食べるようになり、体重も増えて、よかったよかった、です。
やまびこ動物病院
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