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今日の一言

今日の一言。

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昨日、東京へ行ってきました。

2020-02-10
 日本獣医師会の年次大会の中の「学校動物飼育支援対策検討委員会 公開型拡大会議」という長い名前の集まりでした。昨年同様、北は北海道から南は沖縄、全国から参加者が集まりました。栃木県獣医師会からは私を含め2名でした。場所は「東京国際フォーラム ガラス棟」でした。
 全国の取り組みについてのアンケート結果の報告から始まり、各地での様々な試行錯誤しながらの取り組み報告、大学の先生からは動物飼育が児童に与える良い影響を集計する方法についての報告、会場からの意見など時間が足りないくらいでした。最後に「学校動物飼育支援 2020東京宣言」を採択して終了しました。今回午後の部は「災害対策」で、とても興味があったのですが、家の事情でやむなく帰宅となりました。

子犬を迎えたら。

2020-02-09
 飼い主さんは、もう可愛くてしかたありません。クーンと哭いたら「どうしたの?」「よしよし。」とデレデレになります。子犬は自分が大切にされていることを理解し、これもあれもと要求を出してきます。飼い主さんは、王子様やお姫様に接するかのようになり、あっという間に成長した暁には、完璧な王様・女王様に。自分が気に入らないことをされれば、ガブッと咬むし「お座り」や「待て」も気分次第となります。体格も大きくなって、ウーと唸れば迫力満点。スリル満点の愛犬ライフです。これでいい・・・という方もいる?!
 生後16週までに、きちんと「しつけ」すれば、楽しい愛犬ライフになります。基本は、人の生活が先で、犬はその後、ということです。8割褒めて2割びしっと「しつけ」ます。(2018年の11/14・15・29・30、12/1を参考に)

魚の骨が食道に詰まったワンちゃんの話。

2020-02-05
 かなり前のことです。「夕食に魚の骨をご飯と混ぜて与えたら、急によだれが出てきて、食べるのを止めてしまった。」ということで中型犬が来ました。レントゲンを撮ると、食道の胃袋の前に魚の骨らしきものがうつっています。手術が必要ですが、もうスタッフもいないし、明日まで何とかガマンしていてね、ということになりました。ただ、食道の炎症がひどくなると術後の治りが悪くなるので、抗生物質の注射をすることに。ワンちゃんの後ろ足の大腿部にプスッと針を刺した途端、「ギャギャーン!」と大哭きしました。すると、あれっ?よだれが止まりました!舌を出してペロペロしています。哭いた時、よだれを飲み込んで食道が動き、骨が胃に送られたようです。一件落着。

犬猫のコロナウイルス感染症。

2020-02-04
 犬のコロナウイルスは、腸管に感染します。軽度の下痢や嘔吐が主な症状です。このウイルス単独感染の場合は症状に応じた治療をすれば治癒します。ここにパルボウイルスが混合感染すると一気に重症化します。混合ワクチンを接種して防ぎます。
 猫のコロナウイルスも腸管に感染します。腸コロナウイルスと猫伝染性腹膜炎ウイルスの2種類があります。腸コロナウイルスは腸管に感染し軽度の下痢を起こしますが、無症状で腸上皮に留まることも多いウイルスです。猫伝染性腹膜炎ウイルスは、やっかいです。文字通り腹膜炎を起こしますが、それだけではなく様々な症状(胸膜炎や目のブドウ膜炎など)を引き起こします。致死率の高い感染症です。困るのは、腸コロナウイルスが何かの原因で突然、猫伝染性腹膜炎ウイルスに変異することです。ワクチンはありません。

豚コレラのワクチン接種について。

2020-02-03
 人の新型コロナウイルス感染症が大きな問題になっています。あっという間に世界に広がっていきました。ウイルスが人に感染し易く変異しているようだ、とのことです。対策が急がれます。
 去年岐阜県で発生した豚コレラウイルス感染症は猪・豚に感染し易く、抑え込めていません。農林水産省はワクチン接種を決めました。栃木県でも2月から接種が始まります。はじめは、親豚、子豚合わせて40万頭に接種します。産業動物獣医師と公務員獣医師だけでは人的パワーが足りないので、小動物獣医師にも応援の声がかかりました。ウチには3名いるので、交代で出れば何とかなると相談し、協力すると伝えました。県北は3月からだそうです。
やまびこ動物病院

〒329-2806
栃木県那須塩原市横林153-77
TEL.0287-35-4356
FAX.0287-34-1027
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