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今日の一言

今日の一言。

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消化管内に寄生するもの。

2018-10-29
 生き物にとって、口から肛門までの筒状の空間は基本的には外部です。口腔内細菌、胃内のピロリ菌、腸内の乳酸菌・大腸菌等、いろいろな微生物が生息しています。そのバランスのとれた状態で健康が維持されていて、微生物のバランスが悪くなると健康にも影響がでてきます。毎日食べる物で腸内細菌のバランスができあがっています。(普段と違う肉や魚を食べると、悪玉菌が増えて嘔吐・下痢が生じます。24時間絶食すると悪玉菌が減って治ってきます。) 
微生物とは別に、回虫・鞭虫・鈎虫・毛細線虫・条虫・吸虫・原虫などもいます。いろいろな種類があります。寄生数が少ない時は症状が出ませんが、多数寄生の場合、下痢や嘔吐という症状が出ます。秋の検便で感染の有無を調べ、必要なら駆虫し、冬の間はきれいなお腹で過ごしましょう。

心臓の中に寄生するもの。

2018-10-28
 犬糸状虫(犬フィラリア)です。主に右心房にいて、血液の栄養で生きています。犬科の動物と相性がよく、野生動物のキツネ・タヌキにも寄生するので、予防が大切です。人とはあまり相性がよくありません(免疫によって弱る、死ぬ)。猫の場合は心臓まで行きついて成虫まで育つことがあります。蚊が媒介します。糸状虫が心臓に寄生し、オス・メスが出会うと子虫を産みます。子虫は血液の流れに乗って全身へ流れて行きます。夏になって蚊が吸血を始めると、糸状虫感染動物の血を吸う時に子虫が蚊に入ります。子虫は消化されないように蚊の口近くに潜みます。蚊が次に血を吸う時にその動物の中に子虫が入り込みます。ニョロニョロ動いて血管に入り、流れに乗って心臓へたどり着きます。糸状虫は脱皮をしながら大人になってオス・メスが出会い、子虫を産みます。この繰り返しです。
 フィラリア予防薬は、この子虫を1カ月分まとめて殺す殺虫剤です。薬の有効期間は2~3日です。子虫が心臓にたどり着く前に殺すわけです。予防期間は蚊が出てから1か月後に今年初めての投薬開始、蚊がいなくなってから1~2か月後に今年最後の投薬となります。ここ栃木県では11月末に最後の投薬が必要です。

眼の表面に寄生するもの。

2018-10-27
 東洋眼虫といって、1cm位の細くて白い腺虫。春から夏に眼の近くをプーンプーンと飛び回る「メマトイ」というハエの一種が眼に産み付けます。瞼の内側や涙管にひそんでいますが、時々呼吸のため眼の表面に出てきます。初めは結膜炎のような症状ですが、なかなか治らない場合に、じっと(数分間)眼を見ているとニョロニョロと出てきます。点眼麻酔薬を入れて、眼科用ピンセットで1匹ずつ根気よく取ります。

皮膚の下に寄生するもの。

2018-10-26
 ヒゼンダニの仲間で、皮膚の下にトンネルをつくって寄生するダニがいます。とっても痒く、血が出るまでかきむしります。ひどくなると脱毛し皮膚はカサカサに厚くなります。痒みで寝られず、食欲も落ち、衰弱します。犬にはイヌセンコウヒゼンダニ、猫にはショウセンコウヒゼンダニが寄生します。人にも移ることがありますが一時的な感染です。人には人のヒゼンダニが感染します。
 毛穴の中に寄生しているニキビダニ(毛包虫)。感染しても普段は静かに毛穴の中で暮らしています。宿主である犬・猫の体調が悪くなって免疫が落ちると、増殖して皮膚の炎症を起こします。症状は軽いものから膿皮症のようになったりと様々です。

身体の表面に寄生するもの。

2018-10-25
 ノミ、マダニ成虫は肉眼でもはっきり見えます。マダニの卵から孵化したばかりの稚ダニはとっても小さいので(1㎜以下)よーく見ないと分かりません。血を吸うとやっと黒ゴマくらいの大きさになります。今の時期、要注意です。ノミ・マダニとも人の血も吸います。
 耳の中に寄生するミミヒゼンダニもよーく見ないと分かりません。黒い耳垢を顕微鏡で見て、オオッ!元気に動いているなー、と見つけます。血を吸って、その糞が黒いのです。とっても痒がります。人には寄生しません。
 犬シラミは血を吸います。毛の間をかき分けて探すと、モジモジ動く2㎜の小さい生き物が見つかります。毛に卵を産み付けます。とても痒がります。人・猫には寄生しません(人には人シラミが寄生します)。
 ハジラミは血を吸いません。皮膚の上を歩き回って、フケを食べています。チマチマ動くので、やはり痒がります。犬・猫のハジラミは人に寄生しません。
 ツメダニも皮膚の上で這いまわります。フケを食べます。身体が粉々のフケだらけになります。痒がります。人にもたまに移ります。
やまびこ動物病院
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栃木県那須塩原市横林153-77
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