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今日の一言

今日の一言。

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呼吸について。

2019-02-24

 哺乳類は、肺呼吸をしています。空気中の酸素を肺に入れて、不要になった二酸化炭素を吐き出しています。横隔膜の筋肉を動かして呼吸しています。空気を吸い込むと肺が大きくなり、吐き出すと小さくなります。

 鳥類はちょっと違う呼吸方法をしています。呼吸によって肺の大きさは変わりません。気嚢という組織を備え、吸気・呼気の時に肺と連動して酸素の取り込み、二酸化炭素の排出をしています。気嚢は胴体の中に張り巡らされています。前にある前気嚢、後ろにある後気嚢です。胴体を膨らませると後気嚢に空気が入り、肺で酸素を取り込みます。胴体を縮めると肺から出された二酸化炭素の多い空気を前気嚢から出します。そのため、鳥類を保定(動かないように捕まえておくこと)する時には、胴体の動きを止めないようにしなければなりません。そーっと包むようにします。バタバタするからと言って、胴体をぐっと掴むと呼吸ができなくなってしまいます。両翼をそっと持って保定します。

今日は何の日、猫の日。

2019-02-22
 「にゃんにゃんにゃん」で猫の日はかなり定着したようです。猫の飼育頭数も増加傾向ということです。確かに、年配の方に「この年になったら膝が痛くて、元気な犬の散歩ができない。次は猫にしようかな。」と言われることが増えました。犬に比べると独立独歩で自由気まま、毎日散歩へ出かけなくても室内だけで十分飼えます(たまに日光浴をしましょう)。でも、犬のような「はいっ、ご主人様!」というような反応は期待できません。呼んでも来ません。せいぜい尻尾の先をちょっと振るだけ。ごはんの時だけ「ニャーニャー。」と愛想よくすりすり、します。「いいこだねー。」となでていると、ゴロゴロいっていたのに、突然カプッと咬んだり。ううっ、何を考えているか、分かりません・・・。

爪のいろいろ。

2019-02-21

 犬の爪は、走る時に地面を蹴るスパイクの役をしています。静かに立っている時は地面から少し離れて(浮いて)います。急いで歩いたり走ったりする時だけ爪が地面に触れます。爪きりの時はこの、少し床から浮いた状態になるように切ります。フローリングの床をゆっくり歩いていて、カツカツ爪の音がする時は、伸び過ぎです。

 猫の爪は、獲物を捕らえる時や木に登る時、ケンカの時だけ使う、ピッケルのような道具です。使わない時は指の間に引っ込めています。歩く時に爪が飛び出していると、いざ使う時に先端が丸まって、武器として使えません。大事に指の間に収めています。そして、いつでも鋭い爪を武器として使えるよう、爪とぎをします。おかげで障子やカーテン、柱や壁もボロボロに・・・。室内飼いの場合はやっぱり爪切りをしましょうね。

雨水(うすい)。

2019-02-19
 今日は、雪が雨にかわるころ、という昔の人が季節を表した24節気(陰暦)の一つ「雨水」です。その通りに昼から雨が降りました。ずーっと雪や雨がしっかり降らなかったので、いいお湿りになりました。
 しかし、犬達のお散歩を終え、家に入れようと足を見て、ため息が・・・。
水を含んだ土がたっぷり足裏の毛に付いて、足先が真っ黒でした。洗いたい気持ちをぐっとこらえ(皮脂が落ちて皮膚炎になるので)、乾いたタオルで指の間を丁寧に拭きました。きれいになるはずは、ありません。真っ黒のままです。
夕方に足を見たら、きれいになっていました。あの土・砂がぜーんぶ床に落ちたわけです。明日もルンバに頑張ってもらいましょう。

オオイヌノフグリ。

2019-02-18

 今日はとても暖かくなりました。馬の放牧場の脇にオオイヌノフグリの小さい青い花が咲いていました。フグリとは陰嚢のことです。本来日本にたくさんはえていたイヌノフグリの種子の形が犬の陰嚢のように見えたことから名づけられたそうです。オオイヌノフグリは外来種で、種子の形はハート形。現在は広く分布してイヌノフグリを駆逐する勢いのようです。小さな草花にも厳しいせめぎ合いがあるのですね。

やまびこ動物病院

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