本文へ移動

今日の一言

今日の一言。

RSS(別ウィンドウで開きます) 

肛門腺とは。

2018-10-09
 犬・猫の肛門の左右には「肛門嚢」という袋状の分泌腺があります。よく、「犬の挨拶は相手のお尻の臭いを嗅ぐ」と言われますが、その臭いというのが肛門嚢の中に溜まっている液体の臭いです。それは、その個体独特の臭いで、オス・メスの確認など色々な情報源になっています。普通は、排便の時に肛門嚢の筋肉が直腸と一緒に動いて、薄い茶色の液体がポタポタと便の上に落ちます。犬の散歩の時に、落ちている糞の臭いを嗅ぐのは、肛門嚢から出た液体の臭いを嗅いでいるのです。
 肥満傾向になると、肛門嚢の中の分泌腺から出る液体の成分がちょっと濃くなって、溜まりやすくなるようです。また、高齢になって、筋肉の力が弱くなると排便時に筋肉の収縮が弱くなり、肛門嚢に液体が溜まりやすくなるようです。だんだん水分が吸収されて、ねっとりと濃くなったり、硬くホロホロになったりします。そうなると絞ってやらないとなりません。気づかずにいると「お尻から血がでちゃった!」ということに・・・。

なぜそんなに食べたがる?。

2018-10-08
 毎日、朝晩きちんと食餌を与えているのに、常に食べ物を欲しがるのには理由があります。そう、お腹が空いているからです。では、満腹になるまで食べさせればいいかというと、事はそう簡単ではありません。
 犬も猫も人と暮すようになりましたが、身体のつくり自体は野生だった頃のままです。つまり、頑張って獲物を倒してやっと食べ物を手に入れ、満腹になるまでお腹に詰め込むと3日は寝ています。4日目くらいにちょっと動きはじめますが、まだ本気ではありません。5日目になると「お腹空いてきたなー。」となって狩りをしてうまくいけばラッキー。失敗したら6日目はお腹がペコペコ。真剣になって狩りをしてうまくいけばラッキー。というようにサバイバルな日々。なんとか7日目に獲物にありつき、また満腹、の繰り返しです。
 人と暮すようになり、毎日朝晩食べ物をもらえますが、それは1回が「腹2分」です。それで、いつも「お腹空いたー。」なのです。週に1回満腹に食べさせるか、毎回腹2分で維持するか、です。毎日満腹にすると肥満になり、肝臓を壊します・・・。
 ちなみに動物園の肉食獣の食餌は2~3日に1回にして体型と健康を維持しています。

痩せている?太り気味?。

2018-10-07
 祖先は野生動物だった犬・猫の身体は、基本的には痩せているのが「理想体型」です。これは、自然に呼吸している時に、肋骨の後ろの2~3本が浮いて見えるくらいの状態です。触ればすぐに肋骨を数えられるくらい。背骨も脊椎骨の棘突起(一番出っ張っているところ)がゆっくり背中を撫でた時に一つ一つ分かるくらい。(この時の皮脂が「正常な皮脂」です。)
 見た目に太っていなくても、グッと押して触らないと肋骨が分からない時は皮下脂肪が付きすぎということになります。キビシイですね。

皮脂の不思議。

2018-10-06
 皮脂は皮膚の皮脂腺から少しずつ出てくる脂です。正常な皮脂は、皮膚の常在菌(皮膚の表面で生活している様々な菌)が過剰に増殖するのを防ぐ成分になっています。常在菌はいいヤツ悪いヤツと種類がありますがバランスをとって、皮脂と共に皮膚のバリアになっています。ところが、皮下脂肪がついて太ってくると、皮脂の成分が変化して、常在菌の餌になってしまいます。犬・猫の体温は高いので、そこに湿度が高くなるという条件がそろうと、常在菌のパラダイス。皮膚炎、外耳炎を起こします。
 薬を使えば一時的に治ります。根本的に治すには、皮脂の成分を正常に戻すしかありません。まずは、痩せさせることです。おやつを止めるだけでも違います。ムズカシイ。

マダニの赤ちゃんに注意!。

2018-10-05
 春から夏にかけて、草むらに入って耳の先や目じりに1cmほどのマダニを付けてくる犬猫がいます。マダニは皮膚の下の血管まで頭を入れて血を吸いますが、血を吸う前はほんの3mmの大きさです。じっくり時間をかけて血を吸って1cmになります。その後、草の裏側に200~300個の卵をびっしり産みます。この卵が夏のあいだに育ち、秋になって孵化します。1mmにも満たない小さい赤ちゃんです。葉の裏側で数百匹が動物の通るのを待っています。動物の動く振動や呼気を感じて一斉に「それっ!!」と動物に飛び移ります。もそもそ動いて皮膚の柔らかいところに食いつきます。でも小さいのでたらふく血を吸ってもせいぜい黒ゴマくらいの大きさにしかなりません。毛をかき分けて探さないと見つかりません。今の時期、昼間はまだ暖かいので、マダニの赤ちゃんは必死に活動します。マダニが媒介する病気がいろいろあります。まだまだ駆除薬は必要です。
やまびこ動物病院
〒329-2806
栃木県那須塩原市横林153-77
TEL.0287-35-4356
FAX.0287-34-1027
TOPへ戻る