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今日の一言

今日の一言。

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防寒着。

2018-11-24
 犬も猫も、若くて元気なときは、いりません。年を取って、食べても痩せてくる、触って、肋骨が洗濯板のようにデコボコしてきたら、防寒着、ありです。純毛の毛皮があるんだから、そんなものいらないよねー、と思っていましたが、皮下脂肪が無くなってくると生命の維持と氷点下の気温がせめぎあってきます。
 皮下脂肪がなくなると、外気温がそのまま心臓などの臓器に影響を及ぼします。僧房弁閉鎖不全症などの心臓疾患を持っている場合は特に気を付けましょう。人の場合も「暖地療養」が勧められているくらいなので、心臓疾患対策として、ファッションではなく健康維持のための防寒着、考えてやりましょう。

毛玉。

2018-11-23
 夏毛から冬毛に順調に生え変わると、長毛種はフサフサになり、短毛種はみっしりとなります。防寒対策万全です。犬も猫も若い時には問題になりませんが、老齢になったら要注意。へ?と思うような毛玉が出現してきます。
 意外なのは、背中にできる毛玉。短毛種でもできます。毛の生え変わりのサイクルが老齢によるズレによって、自然にからまってしまいます。日頃からブラッシングを習慣づけておくと、予防・早期発見になります。
 手っ取り早く、ハサミで毛玉をとろうと思った方、止めましょう!毛玉を引っ張って、チョキンとやると、たいてい皮膚も切って・・・・駆け込む羽目になります。
 犬猫の皮膚はよく伸びるので、キケン!バリカンで皮膚と毛玉の間を少しずつ進んでいくしかありません。取ろうとすると嫌がるからそのままで、としていると皮膚炎をおこします。予防はやっぱり、手間はかかりますが、手をかけてブラッシングです。

今日は何の日:ペットたちに感謝する日。

2018-11-22
 広く知られているのは「いい夫婦の日」ですが、毎日何かの記念日、というので調べてみたら、ありました「ペットたちに感謝する日」。ホー、知りませんでした。ペット関連の会社が制定したそうです。ワンワン、ニャーニャーです。
 あまりいいニュースの無い人の世ですが、どんな時もウルウルした眼で見つめてくれるペットたちに、どれほど気持ちが癒されているか、今日くらいは素直に認めて、遊んでやりましょう!。

虹彩萎縮。

2018-11-21
 老齢の犬によく見られる症状です。眼の瞳孔の大きさを変えている膜が虹彩です。眼球の奥に光を感じる網膜があります。網膜に入る光の量を、瞳孔の大きさを変えることで調節しています。年を取ると、この虹彩の動きが衰えて、緩んだままになり、縮んで瞳孔を小さくすることができなくなります。瞳孔は大きいままになり、昼間は光がたくさん網膜に入るので、瞼を閉じ気味にして、まぶしいよー、と眼を細めるようになります。
 残念ながら治療法はありません。基本的に犬は視覚の世界より、嗅覚の世界で生きているので不便はありません。食欲・元気さに変化がなければこれでいいのですが、何か他にも異常があるようなら、病気の可能性もありますので診察を受けましょう。
 猫の場合も同様です。老齢でというのもありますが、どちらかというと病気の一症状のことが多いので、光への反応が鈍いと思ったらやはり診察を受けましょう。

床ずれ予防。

2018-11-20
 猫は身体が柔らかく、体重も少ないので、年を取って痩せても床ずれを起こすことは稀です。いつも寝ているところにふかふかのマットを敷いてやれば大丈夫。
 犬の場合、小型犬はケアをしやすく、体位をかえてやりやすいので、床ずれになることはあまりありません。中・大型犬は要注意。寝たきりになって、そのままにしておくと、3日で床ずれができます。骨ばっているところ、特に多いのは、骨盤、大腿骨のところです。体重で圧迫された皮膚が壊死、骨が見えてしまいます。それでも適切なケアをすれば、きれいに治ります。
 予防、治療の時に、高額なマットを購入しなくても身近な物で上手にケアできます。荷物の梱包に使うプチプチのシートです。広さは犬の大きさより大きめにします。高さを最低10cmになるまで積みます。大体20~30枚。ホームセンターでロールで購入しても2~3千円くらいです。一番上にペットシーツ、バスタオルを敷いてケアします。汚れてしまったら、一番上の1枚を捨てて、一番下に1枚新しいプチプチを敷きます。体重がうまい具合に分散されて、床ずれの予防、治癒の促進になります。
やまびこ動物病院

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