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今日の一言

今日の一言。

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抗体価検査。

2020-02-15
 ワクチン接種の後、アレルギー反応が出ることがあります。これは、ワクチンを作るときに使用した牛や鶏などのたんぱく質に反応して起こります。5分もしないうちに起こるアナフィラキシー反応では、一刻を争う処置が必要です。エピネフリンを注射します。(人の食物アレルギーや喘息発作の時に自分で注射するエピペンと同じ成分です。)30分~数時間後に起こる「顔が腫れて丸くなった!」という反応もあります。この場合はステロイドの経口投与か注射です。
 一度ワクチンでアレルギーが出ると、当然、次の接種がためらわれます。現在では、血液を検査施設に送り各病原体の抗体価を調べることができます。
 血液の中の病気を防ぐ抗体の量が抗体価です。抗体価が一定以上あれば、ワクチン接種の必要はありません。抗体価が低かった時・・・困ります。続く。

子犬のワクチン接種。

2020-02-14
 ペットショップやブリーダーさんから購入した子犬は、2~3回のワクチン接種を勧められます。なぜでしょう?母親に十分な抗体があれば、胎盤を通じて子犬にも抗体が移ります。生まれたての子犬も病気を防げます。ところが、母親からもらってきた抗体は生後2か月もすると無くなっていきます。その時に病気にかかると発症してしまいます。そこで、母親からの抗体がなくなる前にワクチンを接種して、自力で抗体を作り、軽く済むようにするわけです。しかし、生後2か月くらいの身体では、まだしっかりと抗体を作ることが難しく、月齢を重ね、自分の肝臓で抗体を作れるようになるまで、何度かワクチンを接種する必要があるのです。個体差もありますけれど、抗体をしっかり作れるのは生後4か月です。

ワクチンってなあに?。

2020-02-13
 犬も猫も人も馬も牛も豚も鶏もフェレットもイルカもアシカ等もそれぞれワクチンを接種します。そもそもワクチンってなんでしょう?
 病気を起こす細菌やウイルスが体に入って自分の免疫系統が防ぎきれなくて発症すると感染となります。体は熱を高めて細菌やウイルスをやっつけようという作戦で頑張ります。一時的に体はぐったりします。体の中の免疫活動が地道に動いて、抗体を作り、大抵は2週間ほどで細菌やウイルスをやっつけます。その時に細菌の場合は抗生物質が効くことがあります。ところがウイルスに抗生物質は効きません。今のこの病状が何に起因するのかを見極めて、適切な薬を使わなければなりません。
ワクチンは、原因となる菌やウイルスの感染性を弱めたり、抗体の作成に必要な部分を残して殺したものを体に入れて、感染する前に抗体を作って実際に感染した場合に軽く済むようにするものです。ワクチンを接種しても感染は防げません。あくまでも軽く済む、ということです。

雌犬の発情について。

2020-02-12
 雌犬の発情は猫とは、かなり違います。人とも違います。ちょっと詳しく。
 卵巣に卵胞ができるまでは猫と同じです。この時、犬では、子宮内膜が厚くなり、毛細血管に富んだ、受精卵が受胎しやすい状態になっています。この時に、毛細血管から少しずつ出血し、陰部から血が出てきます。出血が始まってから概ね10~15日で排卵します。この排卵時に交尾をすれば受胎となります。犬は群れで暮らすので、雌の受胎可能時に交尾をすればよいので、猫のような交尾排卵は起こりません。成熟した卵胞から排卵するのは、その雌犬の個体によりバラツキがあるので、交尾をしても必ず受胎するとはかぎりません。
出血が始まると飼い主さんはよく「生理が来た。」と言いますが、犬の場合は受胎可能になっての出血で、人の場合は、必要のなくなった子宮内膜が脱落してきての血様物質なので全く違う現象です。
 平均的に発情は1年に2回ですが、大型犬では、年1回~1年半に1回というコもいます。受胎しない場合の出血は平均3週間続きます。長いコでは、5週間続くコもいます。

雌猫の発情のしくみ。

2020-02-11
 昨年1月にも繁殖期のことを書きましたが、今回はちょっと詳しく。
 雌の卵巣には原始卵という将来卵子になる卵細胞がたくさんあります。その中のいくつかの卵細胞が発育を始めます。卵細胞の周りを卵胞上皮細胞が覆っていて、どんどん増殖し何層かの膜になり、卵胞ホルモンを含んだ卵胞液をため、見た目にも水疱のような卵胞になります(直径2mmほどの卵胞の中に顕微鏡でしか見られない1個の卵子があります)。猫の卵巣は左右の腎臓の後ろに1個ずつ位置しています。1つの卵巣に2~3個の卵胞が育ってそれぞれ2mm位になるとニャーニャーうるさい発情期になります。1週間くらい続きます。ここで交尾をすれば卵胞が破れて排卵、卵管を経て子宮に着床・受胎となります。交尾をしなくても大きくなった卵胞は何かの刺激で排卵し、いったんニャーニャーは収まります。しかし、3~4日もすると次の卵胞が育ってくるのです!そしてこの発情期は3か月くらい続きます。大抵の飼い主さんはニャーニャーが始まって3日目には寝不足でギブアップです。
やまびこ動物病院
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