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今日の一言

今日の一言。

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犬の爪は刺さらない。

2020-03-31
 犬の爪は猫のように引っ込めることはできません。いつも出ています。地面の上を走るときに爪がスパイクの役目をして、しっかり走れます。外で飼われているコは、よく地面に穴を掘ってその中で寝ています。穴を掘るときにも爪は熊手のような役目をします。そうして、自然にすり減って伸びすぎることはありません。地面に脚がついているときは、爪が少し地面から離れているのが理想的な長さです。
ところが、室内で飼われているコは爪が擦り減らず、先がとがったまま伸びていきます。すると、飛びついたり、抱っこしたりした時に、何かの拍子に人の腕や足に爪が触れて、ズザーッと皮膚がえぐれます。熊手で引っかいた状態です。痛いです。犬自身も、耳の後ろを後肢で掻いたりしたときに、皮膚を傷つけて皮膚炎になることがあります。2週間に一度、爪を切りましょう。

猫が爪を研ぐ意味。

2020-03-28
 猫はバリバリと爪を研ぎます。壁、床、ふすま、ソファーなどなどがボロボロになります。ダンボール製の爪とぎや麻縄を巻いた爪とぎなど、いろいろなものが売られています。お気に入りが見つかれば、家や家具の被害が減ります。
 そもそも何で爪を研ぐのか、ですが結果として「いつも鋭い爪を保つため」です。目的は「古い爪をはがすため」です。爪の根元には、爪をつくる骨があります。1日0、1mm伸びます。爪は一定の長さになると作っている根元から、はがれるようです。そして新しい爪が毎日少しずつ伸びてくると、古い爪は外側に押しやられます。新しい爪が内側から伸びてくるので、猫はバリバリと爪を研いで、外側の爪カバー状態の古い爪をはがし、落とすわけです。お掃除していると、爪の形そのままのものが見つかりませんか?
 老齢になると爪とぎに力が入らず、おまけに面倒になって、爪とぎをサボるコがいます。そうすると古い爪がはがれず、どんどんたまって、分厚い爪になります。内側からは新しい爪が伸びてくるので、カーブを保ったままクルリと伸びて、最後は肉球に刺さってしまいます。そうなると、歩いたときにカツカツと音がしたり、指先が腫れたり・・・。治療が必要になってしまいます。爪を切って、傷口を洗って、抗生物質軟膏を塗って、数日抗生物質の内服です。
   猫の爪が猫自身に刺さったら、でした。

猫の爪が刺さったら。

2020-03-27
 猫の爪は鎌のようにカーブしていて、先端はとても鋭くなっています。普段は爪を隠していて指先に力が入るとグッと出てきます。特に前足。人の手に刺さった状態は、カーブの先端1~2mmが入って、抜けにくくなっています。驚いて手を引っ込めると、爪が皮膚を切り裂いてしまい、とっても痛いです。落ち着いて、そーっと猫の前足を持って、爪を引っ込めてもらうとスッと抜けます。その後は、流水で良く洗って、きれいなタオルで拭いて、抗生物質軟膏を塗っておきます。完全室内飼いの場合は2週間ごとに爪切りをしましょう!

昨日の香港の犬は発症しなかったそうです。

2020-03-23
 感染はしたけれど発症(症状が出ること)はしなかったようです。ところが、報道の後、飼育していた犬を捨てたり、殺処分にするといったことが行われたようです。残念です。ピリピリと過敏になる気持ちは分かりますが、人が感染したらみんなすぐに重症になって死亡する、という病気ではないことは、科学的にみても分かっているのに、何でかなあ、と思います。ほとんどの人は症状が出ないか軽い症状が出て、治ってしまう風邪です。基礎疾患がある、または、高齢者、の場合は重症になる場合があるので、注意が必要ですが、飼っている犬から感染することは無い、です。万が一、犬や猫から感染するといったことが立証されたら、それは「狂犬病ウイルス感染症」と同じく、大変なできごとです。種の壁を越えて感染能力を持ったウイルスが増えた、ということになります。狂犬病は哺乳類すべてに感染するウイルス感染症で、感染したらほぼほぼ100%死亡します。老若男女、基礎疾患にかかわらず死亡します。
 4月から狂犬病のワクチン接種が始まります。人が感染しないために、犬に接種しているのです。今年も接種を忘れすに!

種を超えるウイルス感染とは。

2020-03-22
 今回のコロナウイルス感染について、香港から、感染者の飼育する犬がウイルスに弱いけれど感染した、という報告が出ました。日本獣医師会はビックリです。これまで、種を乗り越えて感染するウイルスは少ない!『狂犬病ウイルス、高病原性トリインフルエンザウイルス、遡れば(さかのぼれば)エイズウイルスなど』、としていたものが、うへっ、これも?となりました。私も、んー、なんでかなー、と思いちょっと調べてみました。
 お医者さんたちがじっくり基礎研究をしていました。か弱いウイルスが新たな細胞(今まで感染が難しかった細胞)に感染するには、細胞の表面にある、いろいろな物質を受け入れる入り口の関門を突破しなければなりません。気難しい関門を突破するには、騙す(だます)、誤魔化す、壊す、わけですが、かなり難しいようで、ウイルスの次の一手は、別の関門を開拓する、ようです。とても数の少ない関門でも、セキュリティーがちょっと甘い関門に、無理くり「こんちわー」と潜り込んで感染し、時間をかけて増殖していくようです。その、時間をかけている間に、宿主の免疫にやっつけられてしまえば、感染はしても、増殖して発症することはできません。宿主の免疫がこの感染を見逃してしまうと発症するということのようです。
ウイルスは自分を増やすために、今までは無理だったけれど地道に、感染できる入り口を探して喉の奥までたどり着いて新たな感染経路を開拓したということのようです。ここで大切なのは、宿主の免疫機能です。健康な状態であれば、免疫はしっかり働きます。ウイルスを抑え込みます。健康でない状態(肥満、喫煙、高血圧、かくれ糖尿病、免疫不全など)だと、数少ない関門を突破された時、なんだかヤバそうだけど、すぐに動けないし、ま、いいか、と見逃してしまう・・・結果、重症化のようです。基礎研究って大切です。
やまびこ動物病院
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