今日の一言。
毛玉をあなどるなかれ。
2023-09-11
外の小屋で飼育されているウサギちゃんが、ケガしたみたい、ということで診察に来ました。このところ動きが悪く、餌も少ししか食べず、心配していたところ、当日になって後ろ足が赤くなっているのに気づき「大変!ケガしている!」でした。診察台に乗せ、体重を測ったらかなり痩せていました。体の後ろ半分は汚れていて確かに動きが悪いです。体温、心拍数は大丈夫。まずは、きれいに洗うことにしました。ボウルにお湯を入れ、後ろ半身を漬けてチャプチャプと洗います。すると、洗っていた動物看護師のTさんが、「ん?内またに大きな毛玉があります!んんっ?後足とつながっています!」ウサギさんの年齢は7才、ウサギとしては高齢です。お年のせいで毛繕いをさぼっていたようです。少しずつ毛玉をほぐしていくと後足が離れました。皮膚は赤くなっているもののケガはしていません。毛玉をバリカンで取ってスッキリ!拭いて乾かしてケージへ戻し、オオバコと葛の葉を入れたらモグモグ食べていました。よかったよかった。