今日の一言。
仔猫はみんな引き取られました。
2024-08-26
仔猫たちは順調に育って、ミルクを飲まなくなり、離乳食と仔猫用のドライフードを食べるようになりました。排尿排便もちゃんと紙砂をカキカキして上手にトイレを使うようになりました!
誰も教えてないのに本能ってすごいです!体重も800g近くなり、見守り役のライラは前脚をつかまれて猫キックされたり、顔にジャンプされてパシパシされたり大変そうでした。いつでもお渡しOKとなり、順次もらわれて行きました。那須塩原市内、茨城県、東京都内とバラバラになりました。可愛がってもらってね!
ライラはそれなりに疲れていたようで、爆睡しています。ウサギのクローバーもケージの外を仔猫が走り回っていて気が張っていたようで、顔つきが険しかったのですが、柔らかくなりました・・・。みんな頑張りました。
乳飲み仔の世話でてんやわんやでした!
2024-08-15
生後9日目くらいの仔猫が持ち込まれて、一月半ほど授乳に追われていました。途中、結膜炎になったり、下痢をしたり、血尿になったり、ひやひやしながらの仔育てでした。オス1匹、メス2匹です。今は体重600gを超えました。保護された時は120gでした。柔らかいウェットフードを食べるまでになりました。来週には完全離乳できそうです。
居間にエアコンが無いので、昼間は室温33℃になり、年寄り犬のライラが体調を崩しました。これはイケナイと、ベッドごと空調の効いた入院室に移動しました。仔猫たちはライラにまとわりついて、身体によじのぼったり、肢を咬んだり、シッポに飛びついたりするのですが、ライラは怒りもせずにされるがままです。遊び疲れた仔猫たちはライラのお腹や前脚の間で寝ています。しばらくはそのままの態勢でガマンしていますが、疲れると「ヒャンヒャン」となくので、仔猫たちをケージに移してやります。ライラも頑張っています。
地域ネコにも補助金がでます!。
2024-06-28
今年度から那須塩原市が「地域ネコ」にも去勢避妊手術費の助成金を出すことになりました。「地域ネコ」とは外で暮らしているネコで、住民が定期的に餌を与えているネコをいいます。助成金の申請には術後も餌やりを継続します、という誓約書を提出します。手術済みの目印に、できるだけ耳のV字カットをするように、ということです(強制ではないということです)。
餌を与えてるだけだと、あちこちからネコが集まってきてオスメスが出会い、仔猫が生まれて、あっという間に大所帯!になります。そうなると近隣への迷惑行為が増え(庭に入り込んで排泄をする、夜中に大きな声で鳴くなど)、健全な住民生活が乱されます。去勢避妊手術をすることで、そのネコ一代限りの生を全うさせつつ、長期的にみれば外ネコの数を減らしていこう、ということです。
しかし母猫は捕まらない、という場合が多いのも事実です。餌を与える時は、近い将来に捕獲して手術を受けさせる、という意識を持っていないと、いつまでも仔猫が生まれ続けてしまいます。餌やりにも覚悟が必要ですね!
皮膚病とおやつの関係とは?
2024-05-25
先日、全身カイカイ、カユイヨーというワンが来ました。体形はポッチャリ、皮膚は赤く、痒くて自分で噛んで傷になっているところもあります。耳の中も痒いとのことで、見ると耳道が赤く腫れています。耳道内の黒い耳垢を検査すると脂肪が大好きなマラセチア菌がたくさんいました。皮膚検査も同じく。治療薬の話の前に、飼い主さんに食べ物の聞き取りをします。まず、主食のドライフード、これは量が問題のようです。次に「おやつ」です。「えーっと、鶏肉、ササミね、それと骨っこ、干芋、ビスケット、あと、そうそうジャーキー、小さいやつ、人の食べるものはあげないわ。」とのこと。「んー、このコが1日に食べるおやつ、けっこうな量ですねー。」とお話して、例の皮脂のバリアの話をしました(痩せているコの皮脂は皮膚の常在菌の繁殖を抑える、太っているコの皮脂は常在菌の餌になる)。飼い主さんは大層驚いていました。ドライフードの量を体重×10gにして、おやつは全部やめて、3週間がんばってもらうことになりました。
もちろん、傷には抗生物質を処方しました。さて、予定どおり3週間後の診察では、体重がかなり減って、皮膚・耳は見違えるようにきれいになりました。「ほんとに大変だったけど、このコもガマン、私もガマンしたわ。痩せたらお散歩が好きになったのよー。食べ物って大切ね!」よかったよかった。
外部寄生虫対策の時期になりました!。
2024-04-30
今年の3月は昼間の気温が高い日が多かったので、マダニの活動が例年より早いようです。先日はワンの目の縁に食いついたマダニを取りました。外へ出るニャンも耳の縁などに付くことがあります。草丈が伸びてくると葉っぱの裏側にマダニが待機していて、動物が通ると飛び移ります。駆虫薬を付けていれば、薬剤に接触してマダニは死にます。飲むタイプの駆虫薬では、皮膚に食い付いて血を吸えばマダニは死にます。マダニはいくつか人にも病原性のあるウイルスを持っていることがあるので、駆虫は大切です。マダニは食い付く相手を選びません。血を吸えれば、犬でも猫でも人でも馬でも(先日ウチのポニーの頚に食い付いていました!)いいのです。10月末までしっかり駆虫しましょう!