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今日の一言

今日の一言。

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ライラが18才になりました!

2024-10-02
 ウチの雑種避妊雌の元供血犬ライラです。目は白内障、耳も遠くなり、後肢が弱って起立不能、何とか前躯を起こして伏せの形になるのがやっと、という現状です。いつお迎えが来るのかと心待ち、もとい!心配していますが、食欲旺盛でよく眠り、毛艶もよく、体重も18kgを維持しています。排尿は1日4回、後躯を持ち上げて圧迫排尿させています。排便は自然と押し出されて寝ている間に出てきます。空調の効いた入院室にいますが、人恋しいのか、先週頃から夕方になるとヒャンヒャン哭くので、リビング(今夏エアコンを入れました)にベッドごと運んで夜9時までは一家団欒の一員になっています。
 食餌は1日4回、低脂肪のドライフードに低脂肪の缶詰を混ぜています。完食の時もあれば、少し残すこともあります。食後はデザートにちゅーるを2~3本やっています。水もけっこう飲みます。薬は肝臓薬2種類、甲状腺ホルモン剤、老犬用のサプリメント(アイアクト)、乳酸菌(フローラケア)を飲んでいます。
後躯を持ち上げる時、踏ん張りがきかなくなったら、関節炎の注射を1ヶ月に1回打ちます(リブレラ)。時々、突発的に内耳炎を起こします。目が横にキョロキョロ動く「水平眼振」を認めたら抗生物質を投与しています。
 夜は入院室へ戻し、頭をなでて、電気を消して「おやすみなさい」です。朝、4時に起きて4時半ころライラの所へ行くと、爆睡しています。食餌と投薬の準備をしていると目が覚めて、頭を上げるので「おはよう」です。まず排尿させて食餌、投薬、と始まる日々です。介護も生活のリズムができると何とかなるもんですね。最近ライラに声掛けしています「頑張らなくていいからねー」アレッ?

獣医師会那須班の講習会へ行ってきました。

2024-09-13
   猫ちゃん用の経口糖尿病治療薬についてでした。
   糖尿病は膵臓からインシュリンが出なくなる場合と、身体がインシュリンに抵抗性を持つ場合があります。犬は出ないタイプがほとんどで、猫は抵抗性を持つタイプが多いそうです。
 今までは、糖尿病になると犬も猫も朝晩インシュリンの注射が必要でした。毎日決まった時間に決められた量のインシュリンを間違えずに注射するのは、飼い主さんにとって気持ちの負担がかなり大きい処置になります。本当に頭が下がります。もちろん打たれる方も「痛いワン」「痛いニャン」と我慢しているのです。
 犬の場合は膵臓からインシュリンが出てこないので、これは注射で補ってやるしか方法がありません。猫の多くはインシュリンは出ているけれど、うまく使えてないので、血液中のブドウ糖が増えて高血糖になり、身体のアチコチに異常をきたしています。そこで発想の転換!余分なブドウ糖を尿にたくさん出してしまえ!という作用を持った経口薬が出たのです。
そうすれば血液中のブドウ糖が減り、身体の不具合が無くなる、というわけです。おまけに、全てのブドウ糖を尿に排泄するのではなく、10%は血液中に残るので低血糖になる心配がありません。(人体薬ではかなり前に発売されている薬です。)ちょっと高価なのが・・・大変かも。
 ただし、猫でもインシュリンが出ないタイプの場合は、この薬は使えません。使い始めて1~2週間は、尿検査でチェックが必要です。それでも選択枝が一つ増えたことは朗報です。

仔猫はみんな引き取られました。

2024-08-26
 仔猫たちは順調に育って、ミルクを飲まなくなり、離乳食と仔猫用のドライフードを食べるようになりました。排尿排便もちゃんと紙砂をカキカキして上手にトイレを使うようになりました!
 誰も教えてないのに本能ってすごいです!体重も800g近くなり、見守り役のライラは前脚をつかまれて猫キックされたり、顔にジャンプされてパシパシされたり大変そうでした。いつでもお渡しOKとなり、順次もらわれて行きました。那須塩原市内、茨城県、東京都内とバラバラになりました。可愛がってもらってね!
 ライラはそれなりに疲れていたようで、爆睡しています。ウサギのクローバーもケージの外を仔猫が走り回っていて気が張っていたようで、顔つきが険しかったのですが、柔らかくなりました・・・。みんな頑張りました。

乳飲み仔の世話でてんやわんやでした!

2024-08-15
 生後9日目くらいの仔猫が持ち込まれて、一月半ほど授乳に追われていました。途中、結膜炎になったり、下痢をしたり、血尿になったり、ひやひやしながらの仔育てでした。オス1匹、メス2匹です。今は体重600gを超えました。保護された時は120gでした。柔らかいウェットフードを食べるまでになりました。来週には完全離乳できそうです。
 居間にエアコンが無いので、昼間は室温33℃になり、年寄り犬のライラが体調を崩しました。これはイケナイと、ベッドごと空調の効いた入院室に移動しました。仔猫たちはライラにまとわりついて、身体によじのぼったり、肢を咬んだり、シッポに飛びついたりするのですが、ライラは怒りもせずにされるがままです。遊び疲れた仔猫たちはライラのお腹や前脚の間で寝ています。しばらくはそのままの態勢でガマンしていますが、疲れると「ヒャンヒャン」となくので、仔猫たちをケージに移してやります。ライラも頑張っています。

地域ネコにも補助金がでます!。

2024-06-28
 今年度から那須塩原市が「地域ネコ」にも去勢避妊手術費の助成金を出すことになりました。「地域ネコ」とは外で暮らしているネコで、住民が定期的に餌を与えているネコをいいます。助成金の申請には術後も餌やりを継続します、という誓約書を提出します。手術済みの目印に、できるだけ耳のV字カットをするように、ということです(強制ではないということです)。
 餌を与えてるだけだと、あちこちからネコが集まってきてオスメスが出会い、仔猫が生まれて、あっという間に大所帯!になります。そうなると近隣への迷惑行為が増え(庭に入り込んで排泄をする、夜中に大きな声で鳴くなど)、健全な住民生活が乱されます。去勢避妊手術をすることで、そのネコ一代限りの生を全うさせつつ、長期的にみれば外ネコの数を減らしていこう、ということです。
 しかし母猫は捕まらない、という場合が多いのも事実です。餌を与える時は、近い将来に捕獲して手術を受けさせる、という意識を持っていないと、いつまでも仔猫が生まれ続けてしまいます。餌やりにも覚悟が必要ですね!
やまびこ動物病院

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