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今日の一言

今日の一言。

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ベトベト仔猫に片栗粉。

2020-07-05
 ネズミ捕り用のベトベトシートに仔猫が2匹くっついて、診察に。すぐにお湯で洗いたくなりますが、無駄です。太刀打ちできません。有機溶剤や灯油で洗えば、きれいに取れますが、仔猫が中毒に・・・。では、どうしたらいいかというと、片栗粉、です。ベトベトのところに満遍なく振りかけます。多めにかけて、擦り込んでいるとベトベトがほろほろ取れていきます。少しずつ仔猫がシートからはがれて、5分もすれば粉まみれではありますが、救出!
 体中にベトベトがまだ付いていますが、毎日片栗粉で少しずつとってやります。わきの下、指の間、内またなどにもしっかり擦り込んでやります。今回は2匹なので、お互いに舐めあってしまい、朝になると2匹がベトベトでくっついています。あらあら、とまた片栗粉。2匹に分けて朝ごはん。幸い2匹とも元気で餌をよく食べています。保護した方が飼ってくれるそうで、よかったです。

ハエを見たら要注意。

2020-06-28
 今日は朝から雨です。この時期、雨が止むと蒸し暑くなり、人・犬・猫みーんな「ウヘー」となります。人や猫、若い犬はウダウダしながらも身体を動かしたり、毛繕い(けづくろい)したりできますので心配ありません。問題は年を取った犬です。耳が遠くなり、目も見えにくくなり、動きもゆっくりになって、外からのいろいろな刺激に対して反応に時間がかかる、あるいは反応しなくなります。そこを狙ってくるのがハエです。被毛に卵を産み付けます。
 卵は1日で孵化します。いわゆるウジ虫です。始めは1mmくらいですが、皮膚の表面を唾液で溶かして栄養とし、どんどん成長します。3日で1cmになります。その頃には皮膚の下に潜り込んで皮下組織(脂肪)や筋肉まで溶かして栄養にします。老犬は不快感を自覚しながらもどうしていいか分からず、時々哭いたりするのが精いっぱい。飼い主さんが見ても、被毛があるので、ウジ虫にやられていることに気づけません。毛をかき分けてみると・・・ビックリ!です。
   まず、ウジ虫が集中しているところの毛を刈ります。ピンセットや割りばしを使って、1匹ずつ取り除きます。根気のいる作業です。皮膚の下に潜り込んだウジ虫も時々呼吸をしに外へ顔を出しにくるので、その瞬間に捕まえます。ウジ虫を取りきったら全身くまなくチェックして、抗生物質軟膏を塗ってやります。皮膚の下の穴が広い時は包帯を巻くこともあります。そのころには老犬も不快感がなくなって楽になりウトウト・・・だからハエが・・・。
   飼い主さんには、この後は薄くていいから身体がすっぽり隠れる大きさのタオルかシーツをかけて、ハエがたからないようにしてくださいね、と伝えます。

仔猫の季節。

2020-06-21
 このところ生後1か月半くらいの仔猫の診察が増えました。ちょうど離乳をしたばかり、という大きさです。体重500g~600g。ミーミーと可愛く鳴くコ、グアーグアーとだみ声のコとさまざまです。元気で動きも良く、何の問題もないようでも、念のため検便をします。便を少し取って(採便棒:さいべんぼう、というプラスチック製の先が楕円の輪になった棒を直腸に入れると便が楕円の輪の中に入る)、爪楊枝を使ってスライドガラスに乗せ、生理食塩水で溶いて、カバーグラスを乗せ、顕微鏡で観察します。栄養状態のいいコは時に猫回虫卵が見つかります。卵があるということは、親虫がいるということです。回虫の駆除薬を処方します。実は、仔猫が母猫のお乳を飲むとき、回虫の幼虫がお乳と一緒に仔猫のお腹に入るのです。経乳感染といいます。ひえー、ですね。幼虫は小腸の粘膜に入ります。時期が来ると出てくるので2度3度の駆除薬投与が必要な場合もあります。

やっぱり怖い狂犬病感染症。

2020-06-20
 先月から入院して治療を続けていた狂犬病ウイルス感染症の方が亡くなりました。昨年9月に現地(フィリピン)で犬に咬まれた時に感染し、5月に入国後、発症したとのことです。発症したら100%死にます(今まで生還したのはアメリカの10代の女性1人だけです。)。咬まれたときにウイルスは神経の中に入ります。数週間から数か月という長い時間をかけて脳に到達し発症します。毎年世界で5万人が死んでいます。外国で犬や猫に咬まれたらすぐに病院へ行き、暴露(ばくろ)後ワクチン接種(注)を受けましょう。1週間ごとに5回~6回ワクチンを接種します。そうすることでウイルスが脳に到達する前に体の中に抗体を作ってウイルスをやっつけます。かすり傷だから、血が出てないから、子犬だしと、のんびりしていてはいけません。今後、海外旅行の予定がある場合は、事前にワクチン接種を受けておくと安心です。1か月開けて2回接種します。
 この1か月、地域での狂犬病集合注射が中止になり、動物病院で接種することになったので、例年の1年分のワクチンを使い果たしました。追加で100頭分もらって、接種に追われる日々です。
(注)暴露とはウィルスが体内に入ること。

食べ過ぎミリー。

2020-05-24
 約半年ぶりに猫のミリーが帰省してきました。驚くほど丸々と肥育されています。ダイエット作戦だったハズ。早速、血液検査。高脂血症をはじめ、腎臓・肝臓の各数値がいくつか高値でした。いったい、何をどう食べさせているのやら。飼育者の娘たちに聞くと、ドライフードを1日に40g(これは、いいです。)、おやつにアレとコレと・・・(これが、ダメです。)でした。正月の血液検査で基準値ギリギリで、あれだけおやつを止めるよう言ったのに!
 ウチから引っ越していった時は体重4.5kg。今回6.05kg。体格がやや大きめなので、避妊雌としてはちょっと重めですが適正体重は4.5kgです。次回、今以上に体重を増やして来たら即、里帰りさせることにしました!
やまびこ動物病院
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