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今日の一言

今日の一言。

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色で分かる針の太さ。

2021-05-23
 今年になって、コロナワクチン接種で使われる、薬液の無駄を無くすための押し子のついたシリンジが納品されなくなりました。すべて人のために使う、です。仕方ありません。糖尿病の人が使う、インシュリン用の細い針のシリンジは、納品されました。これはシリンジと針が一体化していて薬液の無駄がありません。ワクチンに使われると、大勢の糖尿病の方々がインシュリン投与できなくなるので、ワクチンへの流用が見送られました。
 テレビを見ていると、ワクチン接種の映像が頻繁にでてきます。最近は、普通のシリンジに細い針を付けて接種している映像が多いようです。なぜ、細い、というのが分かるかというと、針の根元の色、これは「カラーコード」といいますが、世界中で統一された「針の太さを区別するための色」になっています。針の製造会社が各社、独自に色を付けていた時代、針の付け間違いに気づきにくく、現場は納品メーカーが変わると混乱!事故につながることがないよう、統一したそうです。ちなみにテレビで見たのはオレンジ色。25G(ゲージ)の太さです。動物病院でよく使うのは、もうすこし太い23Gで色はディープブルーです。針のゲージは数字が小さいほど太い。大動物では18G、色はピンクです。

命のはかなさ。

2021-05-16
 4月下旬に瀕死で入院した仔猫。保温や輸液やミルク給飼で何とか育ってきて、体重478gまでになりました。よかったよかった、もう少ししたら離乳食の開始ね、と思っていたら、6日の昼、突然死にました。朝5時半と9時のミルク時には普通にしていたのですが、12時のミルクを飲ませようとケージをのぞいたら、すでにこと切れていました。(ずっと鼻水が出ていて、呼吸が大変そうでしたが、仰向けに寝たりして、鼻水と上手に付き合っていました。)
 驚いて見ると、大量の鼻汁が出ていました。窒息したようです。腫れていた左目から一気に鼻腔に流れてきたようです。
 大きくなって動きもよくなり、目がさめるとノビノビをして、とことこ歩いてケージの隅でウンチをしたり、ここまでくれば一安心と思っていた矢先のことでした。

瀕死の仔猫。

2021-04-29
  先週、同腹4匹の仔猫が診察に来ました。2匹は体重550gと450g、小さいコが250g、死にそうな仔は190g。FVR(猫伝染性鼻気管炎)のようです。始めの3匹は食欲があるとのことで、2週間効く抗生物質を注射。4匹目は、眼・鼻に膿が付着していて苦しそう。点滴のライン(血管に入れるチューブ)を頚静脈に確保。腹腔内に温めた生理食塩水を5ml投与してから、輸液開始。保温ケージで入院となりました。
 行き倒れ状態の時に、高栄養のものを投与すると体内のミネラルバランスが急激に変化し「リフィーディング症候群」という致死的な状態を引き起こすことがあります。慎重に少しずつ低カロリーのものから始めなければなりません。
 当日は輸液のみで、翌朝から低カロリーの「ビオ」を投与。少しずつ量を増やしていきました。次の日から猫用ミルクの投与開始。何とか生きる方向へ向かったようで、今日の体重は350g。ただ、左目は炎症のため失明。右目の角膜が白濁し、点眼薬を続けています。3時間ごとの哺乳があと2週間は続きそうです。

ヤマカガシに会いました。

2021-04-20
 今日のお昼に、犬たちの散歩に出たら、雑木伐採の所で、立派なヤマカガシに会いました。おおよそ太さ2cm、長さ80cm。犬が来たので、日向ぼっこをしていたところ、慌てて逃げだしたようです。毎年、厩舎にあらわれるコかな、と思いました(爬虫類は嫌いではありません、どちらかと言えば好きです)。
 ヘビが冬眠から醒めたということは、エサとなるカエルも出てきているということです。そうなると、ワン・ニャンに寄生する生き物も活動開始です。
 今年は暖かいので、マダニもすでに活動開始しています。寄生虫をすべて駆逐すると、生態系に(良い・悪い)影響を与えますが、飼育動物については、やはり駆虫は大切だと思います。人獣共通寄生感染虫もいるので、公衆衛生上も駆虫は必要かと思います。しかしながら、悪さをする寄生虫でも完全に駆逐しないほうがいい、という、なかなか難しい問題です。

豚熱が那須塩原市で発生しました。

2021-04-19
 近所で、感染したイノシシの死骸が発見されていたので、心配していました。栃木県には養豚場が30か所以上あり、食卓へおいしい豚肉を供給しています。2018年に岐阜県から始まった豚熱が徐々に感染拡大してきて、農水省は昨年ワクチン接種に踏み切りました。栃木県でも昨年6月からワクチン接種が始まり、秋にはひととおり終わりました。あとは産まれた子豚に接種していけば大丈夫のはず、でしたが、接種後まだ抗体がウイルスを防ぐ量になる前に、子豚に感染してしまったようです。イノシシの侵入を防ぐべく、柵を作ったり、消毒を徹底したりしていたと思うのですが、残念。
豚熱ウイルスは豚とイノシシにしか感染しません。豚とイノシシの細胞の中でしか増殖できないので、人には感染しません。今回全頭殺処分するわけは、人に危険だから、ではなく、養豚業を守るため、です。ワクチン接種をしてあっても畜舎に一度ウイルスが入れば、産まれる子豚が感染し、健康には育ちません。経済的損失が大きくなるので、残念ながら全頭処分となるわけです。
やまびこ動物病院
〒329-2806
栃木県那須塩原市横林153-77
TEL.0287-35-4356
FAX.0287-34-1027
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