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今日の一言

今日の一言。

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老猫の食欲不振の原因その3。

2022-05-15
 何だか最近、食べるのが遅くなったなあ、半分消化したフードを吐く回数が増えたような気がする、年のせいかなあ、という時は・・・。血液検査では特に問題なし。レントゲンを撮ると、「ん?胃の傾きがちょっとおかしいぞ。」超音波検査で丹念に胃と十二指腸のあたりを見ます。「ううっ、幽門部(胃の出口)の粘膜が厚い。」や「あー、十二指腸の近くまで粘膜が厚い。」ということがあります。食べ物が胃から小腸へ流れ出にくい状態です。色々な病気がありますが、老齢の場合は、「癌」が多いと思います。
 本来なら、大きな病院でCTを撮って、試験開腹、・・・、となりますが、御年15才以上となると、長距離の移動だけでも大きなストレスです。飼い主さんも「この年なので、そこまでは・・・。」となります。最後まで苦しくないように過ごさせてあげたい、ということに。霊芝のサプリメントで維持したり、確定診断をしていないので迷いながら動物用抗がん剤を飲ませたり。効果が出ると食欲もりもり、嘔吐も減って、体重も増えます。あと数か月かもしれないけれど、このままのんびり過ごそうね、です。

老猫の食欲不振の原因その2。

2022-04-18
 食べたいけれど、全部は食べられない、もう止めておこう、というそぶりの時は、口の中に問題があることが多いです。あーん、と口を開けて観察すると、切歯や犬歯は何ともないのですが、上の臼歯(左右どちらか)に問題が。臼歯の外側に歯石がついて、そこに接している頬の内側の粘膜が炎症を起こしている場合が多いです。だらだらと血の混じったよだれが出てくることもなく、食べている途中で「ンギャッ!」とないて、走って逃げるわけでもなく、ただ、何となく食べるのに時間がかかっている。飼い主さんは「痩せてきたなあ、年のせいかなあ。」と考えます。そんな時は、一度「お口のチェック」をしましょう!血液検査で問題がなければ、麻酔をかけて抜歯できます。

猫の停留精巣。

2022-03-24
 雄犬の停留精巣(陰嚢にたどりつかずに鼠径部に留まっている精巣)はそんなに珍しくありません。特に小型犬では去勢手術前の診察時にしばしばお目にかかります。一方、猫では珍しく、今までに数件しかありません。それが、先日は2日続けて停留精巣の猫の去勢手術がありました。各飼い主さんに「猫では珍しいです。」と説明しましたが・・・。
 鼠径部や腹腔内に留まっている精巣は年月を経ると(体温で温まっていると)腫瘍化することがあるので、早めに摘出しましょう。

恋の季節はケンカの季節!?

2022-02-23
 猫たちの世界では、今まさに恋の季節です。雌猫をめぐって雄たちが集まり大喧嘩。そのとばっちりで、避妊・去勢手術をしていても喧嘩に巻き込まれることがあります。こちらに喧嘩する気がなくても、チラッと目が合っただけで、イラついた雄が「なんだよう、やる気か、おいっ!」と、いきなり襲い掛かってきます。大抵、負けます。そりゃ、気合と迫力が違います。
 今月の初めころ、しばらくぶりに「怪我しちゃった。」と連れてこられた避妊雌のニャン。耳の後ろと右前肢に傷があります。「引掻かれて、咬まれたね。」ということでバリカンで傷の周りの毛を刈ってみると、アレアレ?右の頚から肩にかけて引っかき傷が・・・。毛刈りをしていくと、爪でできた大きな穴が3つあります。これは痛かったねー、と毛刈りを進めていくと、爪でできた擦り傷が出てくる出てくる、腰のあたりまで傷だらけ!体の右半分の毛が無くなりました。前肢の傷は、かわいいものでした。治療は、温生食を傷穴に入れて3回洗います。ガーゼで汚れた液を絞り出します。きれいな血が出てくれば、終了。血の中の血小板が筋肉と皮膚をくっつけてくれます。抗生物質が浸み込んだガーゼをあて、不織布のガーゼで押さえて、粘着テープで止めます。抗生物質と消炎剤を10日間飲めば治ります。飼い主さんは「こんなにたくさん傷があるとは思わなかった!昨日、抱っこした時にウーウー言っていたのは、痛かったのね!」ととっても驚いていました。

大きい脂肪腫でした。

2022-01-29
 昨年のある日。受付がちょっと混み合っていたので、新患のワンちゃんは外で待つことになりました。順番がきたので動物看護師のTさんが飼い主さんへ声掛けに外へ出て行きました。帰ってくると「横っ腹に猫が付いています・・・。」と言いました。私は「猫?・・・ん?」でしたが、診察室に入ってきた元気なワンちゃん(中型犬)を見て、納得!右の体側に大きな塊があります。確かに猫ちゃんくらいの大きさです!
 診察台に乗り、体重・体温・心拍数を測定してから、さて、この塊は何でしょう、と飼い主さんに聞けば、数年前にまだ小さい塊の時他院にて「脂肪腫」と言われたそうです。念のためH獣医師が塊に針を刺して塗抹、染色、鏡検。「脂肪腫です。」血液検査に異常なく、後日摘出手術を実施しました。3時間かかりましたが、無事終了。重さは2、5kgでした。横っ腹に大きな縫い後ができましたが、すっきりしてよかったね!たかが脂肪腫、されど脂肪腫。良性でもそこそこの大きさになったら早めに切除しましょう!
やまびこ動物病院
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